若手の聖地、スターへの登竜門「千里セルシー」今月末で閉館 47年の歴史に幕

[ 2019年5月18日 05:00 ]

5月末での閉館が決まった大阪・豊中の「千里セルシー」。中央のステージ後ろのエレベーターは昨年6月の大阪府北部地震で止まったまま
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 “若手の聖地”“スターへの登竜門”として親しまれた大型複合商業施設「千里セルシー」(豊中市)が今月31日に閉館する。古くは光GENJI、堀ちえみ(52)、その後もモーニング娘。やAKB48、三代目J SOUL BROTHERS、きゃりーぱみゅぱみゅ(26)らが観覧無料でミニライブ、コンサート、握手会を開いた舞台が、47年の歴史に幕を閉じる。

 大阪のベッドタウン・千里ニュータウンのシンボル的存在だった「千里セルシー」の屋外にある“セルシー広場”。広さ約1000平方メートルのこの地で新曲キャンペーンすると「CDが売れる」「人気が出る」と、パワースポット的な場所だった。五木ひろし(72)、氷川きよし(41)ら演歌歌手や、岩崎宏美(60)、松浦亜弥(32)、地元出身の矢井田瞳(40)らもオンステージ。13年にはEXILEがキャンペーン1日で、CD1万枚を売り上げたという記録的伝説もある。

 千里セルシーは1972年11月にオープン。当初は2階から4階までボウリング場があり、77年にはスーパー・ダイエーが開店。6階にあった「千里繁昌亭」では桂ざこば(71)、桂南光(67)ら落語家が若かりし頃、高座に上がった。2002年には千里中華街がオープンして、家族連れなどで連日、にぎわった。だが、築45年を超えて建物の老朽化が進み、また、耐震改修促進法等の求める耐震性能を満たしておらず、建て替えなどが検討。さらに昨年6月の大阪府北部地震で中央のエレベーターが故障するなど、対応が急がれていた。

 最大で120店あった店舗も16年末で半数の60店舗に。その後も閉店するなどして、今年初めには8店舗まで減少した。そのうち4店舗は9月末までに閉店。パチンコ店など残り4店舗と交渉中だ。再開発については検討中だが、同場所に千里阪急百貨店を含む大型商業施設の建設が検討されている。

 セルシー管理事務所はホームページで「この度、弊施設は、2019年5月31日をもちまして、閉館することといたしました。永きにわたりご愛顧いただきましたことを感謝申しあげるとともに、閉館につきご理解のほど宜しくお願い申しあげます」「隣接する千里阪急と弊施設との一体開発検討につきましては、現在も検討中であり、今後も取り組んでまいる所存ですので、引き続き、ご理解・ご協力のほど、宜しくお願い申しあげます」としている。

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