志村けん、TVを変えたあの企画の“生みの親”だった スタッフ説得「いずれ時代が来る」

[ 2019年4月6日 13:34 ]

志村けん
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 タレントの志村けん(69)が5日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへSP」(金曜後8・57)に出演。今ではあらゆるテレビ番組で採用され、テレビを変えたとも言われる「視聴者ビデオコーナー」の“生みの親”であることが明かされた。

 「ドリフターズ」のメンバーとして出演し、最高視聴率50%を超えた土曜8時放送の「8時だよ!全員集合」が85年9月に終了。このお化け番組の同枠で86年1月からスタートしたのが「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」だった。

 なんとしても「全員集合」を超える番組を作らなければいけないという並々ならぬ覚悟で臨む中、放送開始まで3カ月を切ったころに「今まで誰もみたことのない、思い切った企画を…」として、思いついたのが視聴者からの投稿ビデオを取り上げるコーナーだった。

 ただ、当時、家庭用ビデオカメラの普及率は10%にも満たず、会議でも「まだ早いんじゃないの?」との声が上がるなどスタッフ全員から反対されたという。

 しかし、志村は「いずれ(動画の時代が)来る。みんな、写真じゃなくて結婚式とかを撮るようになる。ビデオコーナーをやろう」と説得。人生を懸けた同企画が「ごきげんテレビ」第1回から放送されると視聴率も上昇。最高で36%を記録するなど、支持を集めた。
 

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2019年4月6日のニュース