書家の紫舟さん 嵐の大野から感じた苦悩「自力で渦から抜け出る“選択”」称える

[ 2019年1月31日 18:01 ]

女性書家紫舟さん
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 女性書家紫舟(ししゅう)さんが31日、自身のフェイスブックで、2020年をもって活動休止を発表した「嵐」の大野智(38)の苦悩についてつづった。

 紫舟さんは2017年の冬に、翌年の元旦用の収録で大野がアトリエを訪れた時のことを回想し「その時に『大野』と書いてほしいと要望をいただき、急でしたが目の前の方をそのまま書き写してみようと。最初は、穏やかなやさしさを筆でひきはじめた墨蹟が、いつのまにかグルグルした渦となり、無間にみえる渦の中にいる大野さんに仕上がった」とした。

 その説明をした後、「大野さんからは、何年も絵が描けないことや、何を描いていいのかわからないと、収録中にお話をしました。モノが作れる者の自由とは、創作の中にある。ものを作るその瞬間は解放され自由になれる。その自由の中に入れない苦しみを、同じ表現者として感じていました」と、大野から苦悩を感じたと明かした。

 今回の活動休止の発表を受け、紫舟さんは「活動休止が寂しくても、『自力で渦から抜け出る“選択”を下した』大野さんは大きくて立派な方だと感じています」と大きな決断を下した大野を称えていた。

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2019年1月31日のニュース