菫さん 韓国囲碁界“皇帝”チョ九段が称賛 現地で対局

[ 2019年1月31日 05:30 ]

ソウル近郊の城南市でチョ・フンヒョン九段(左)と対局する仲邑菫さん
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 4月に日本で史上最年少の10歳で囲碁のプロになる仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)が30日、韓国史上最年少の9歳でプロ入りしたチョ・フンヒョン九段(65)とソウル郊外・城南市で対局した。菫さんは中盤で巻き返しを図ろうと反撃する場面もあったが、及ばず投了。対局後、報道陣に「もっと強くなりたい?」と問われ力強くうなずいた。チョ九段は「自分の幼いころよりも優秀。囲碁は強くなるほど難しくなるからこれからもっと勉強が必要になる」とエールを送った。対局は韓国の囲碁専門テレビの企画。

 韓国棋院や日本棋院によると、チョ九段は1962年に9歳でプロ入りし、63年に来日して故瀬越憲作名誉九段に入門。71年に兵役のため韓国に戻るまで日本で腕を磨いた。一方の菫さんは7歳から韓国に通って修業を積んでいる。

 数多くの大会優勝経験を持つチョ九段は韓国で「囲碁の皇帝」とも呼ばれ、2016年に国会議員に当選した。

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