乳がん告白の矢方美紀 放射線治療の日々「毎日20分くらい」あさイチ出演し語る

[ 2018年10月24日 10:21 ]

元「SKE48」の矢方美紀
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 ステージ2の乳がんが発覚し、左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けていたことを今年4月に告白した元SKE48でタレントの矢方美紀(26)が24日、NHK「あさイチ」(月〜金曜前8・15)に出演。「病気になってくじけそうになった時もたくさんあるんですが、でも楽しいこともたくさんあるということも知れたので、人生は悔いなく生きていこうと思いました」と現在の心境を告白した。

 番組では「がんと向き合う若者たち」をテーマに、10代後半〜30代の「AYA世代」と呼ばれる若い世代で年間新たに2万人にがんが見つかっていることや、がんになった若い世代が直面する問題などを紹介。博多大吉(47)が「(がんについて)どこまで聞いていいのか、気をつかっていいのか分からない」と話すと、矢方は「私は変わらない接し方が一番うれしい。特別視されることは逆に“私、病気だから皆さん特別に扱っているのかな”ってちょっと悲しくなることもあったんです」と明かした。

 現在、放射線治療中で「放射線治療は継続してやらないといけないので、毎日20分くらい病院に行って、そこから仕事に行ったり自分の好きなことをやったりしています。なかなか体は正直なので立っているのもつらい時もあって、そんな時は無理はせずにつらい時は寝て、いい時はお仕事にいって、好きなことをしてっていう」と今の生活についても話した。

 自撮りした治療報告の動画を「乳がんダイアリー」としてインターネットなどで発信しており、近江友里恵アナウンサー(30)から、自分の状況を発信することに抵抗はなかったのか聞かれると、「最初、病気になった時、病気自体は知っていたんですが、どういう治療をして手術をするか全く分からなかったので、いろんな方のブログを見てどういうふうに闘病生活をされているのか知ったんです」と自らも体験者のブログで情報を得たと説明。「結構皆さん前向きに過ごされているという印象を持ったので私も普段通り前向きにいってみようかなって」とし、「同じ病気で闘っている方たちから“共感を受けました”という話を聞いて、発信している意味があるんだなっていうのも理解しました」とも話した。

 番組では、抗がん剤治療の影響で不妊になる可能性があり、がんの治療前に卵子凍結する人がいること、卵子凍結には高額の費用がかかることなども紹介。矢方は「抗がん剤治療を私も受けていたので、その前にどうするかっていう選択はあったんですが、自分の治療が今後10年は続くので、10年の間は妊娠はできないっていう形にはなるので、10年先まで凍結の維持とかしないといけないって考えたら費用の面とか将来自分がどうなるかも正直分からないので、それだったら今の治療でいっぱいいっぱいだったので、それに専念して後から妊娠できることを願おうと思って(卵子凍結)せずに私は抗がん剤を受けて今も治療をするという選択をしました」と告白した。

 また、毎日の通院について「(病院には)病気だから化粧もせずにおしゃれもせずに楽しめないってよりかは、できることは全部楽しみながら通う方がテンション上がるかなって、ちゃんとしながら行っていますね」と明るく話した。

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