水俣病の映画にジョニー・デップ 写真界巨匠スミス氏演じる

[ 2018年10月25日 00:05 ]

 1970年代に水俣病を世界に伝え、今年没後40年を迎えた写真界の巨匠ユージン・スミス氏の生涯を描いた映画「ミナマタ」(原題)で、米人気俳優ジョニー・デップが主演のスミス氏役を務めることが決まった。米映画誌ハリウッド・リポーターなどが24日までに伝えた。

 公開日などは不明だが、来年1月以降に日本やセルビアで撮影開始。スミス氏と妻アイリーン・美緒子・スミスさんの写真集「水俣」を基に脚本が作成される。監督はアンドルー・レビタス氏。

 スミス氏は第2次大戦で戦争写真家としてサイパンや沖縄などに従軍。70年代に日本に住み込んで水俣病の患者らを取材し、雑誌で作品を発表。水俣病の悲惨さを訴え、写真ジャーナリズムの歴史に大きな足跡を残した。78年に死去した。(共同)

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2018年10月24日のニュース