「まんぷく」橋本マナミ 「昔の私みたい」男性と交際経験ゼロの役

[ 2018年10月5日 12:36 ]

スマホを手にベランダで、関西弁のセリフを聴く橋本マナミ  (撮影・ 久冨木 修)
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 【NHK『まんぷく』スタート この人のここに注目(5)】女優としても活躍するタレント、橋本マナミ(34)が「まんぷく」で朝ドラに初めてレギュラー出演している。安藤サクラ(32)演じるヒロイン・福子が勤務するホテルの先輩役。バリバリと仕事をこなし、福子の憧れの女性だが、この役柄で驚くのが「男性と交際経験ゼロ」という設定だ。

 「私にとっても挑戦ですが、スタッフさんにとっても挑戦になると思いました。私がちゃんと設定通りに見えなければコメディーになってしまいますから」

 愛人キャラとしてブレーク。自身初の朝ドラ出演となった2015年の「まれ」は、イメージとピッタリのスナックのママ役でゲスト出演だった。今回は普段とは真逆ともいえるキャラクター。役作りのプランを練っている時に浮かんできたのは自身の昔の姿だった。

 「実は私、20歳ぐらいまで恥ずかしくて男性と話すこともできなかったんです。あっ、この役は昔の私みたいなんだって分かりました」とヒントを得た。たとえば男性に好意を示された時などに困惑するしぐさは過去の自分から引き出した。「演じているうちに自然と出てきました。体で覚えているんだなって思いました」と実体験のリアルな姿を投影した。

 山形県出身のため、関西弁のセリフも猛特訓。クランクインの1カ月前からマンツーマンレッスンを受け、仕事の移動などの空き時間に先生の見本の音声を「歌を覚えるように」繰り返し聴いている。準備にかなり力を入れたが、大変だとは思っていない。朝ドラはずっと憧れだった。小学6年の時には松嶋菜々子(44)主演の「ひまわり」を見てから学校に通った。「愛人キャラになってから朝ドラは遠いものになったかなと思っていたので、レギュラー出演できて本当にうれしい。今回は夜の女ではなく、朝向きの顔を見せていきたいです」と意気込んでいる。

 放送開始から清楚(せいそ)な姿が好評。丁寧に作り上げているキャラクターが新たな風を吹かせそうだ。

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2018年10月5日のニュース