桂南天 初の独演会へ「ちりとてちんの最後はキツイめにやります」

[ 2016年12月20日 20:12 ]

自身初の「独演会」への意気込みを語った桂南天
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 落語家の桂南天(48)が20日、大阪市内で「桂南天独演会」(来年4月23日、サンケイホールブリーゼ)に懸ける意気込みを語った。

 落語家生活25年目にして独演会は初めて。演目は「ちりとてちん」「だんじり狸」「愛宕山」の3席を予定している。

 今月27日で49歳。大阪芸大を卒業して2001年3月に桂べかこ(現南光)に入門する前には、大学で落語研究会に所属しており「チョロイなと思っていた。僕はオモロイから落語家になったんだと思っていた」という。

 ところが、天狗の鼻はすぐへし折られた。入門直後に力不足を思い知る。「入ってすぐに“無理やな”、と。サンケイホールブリーゼでの独演会は別の世界やな、と」

 師匠の桂南光(65)は32歳で同劇場(当時の名称はサンケイホール)で独演会を行っていた。同門の桂雀三郎(67)が同劇場で独演会を開いたのは南天より4歳早い45歳。その雀三郎独演会後の打ち上げが、南天の心に深く刻み込まれている。

 「遅ればせながら、独演会をやらせていただきました」

 こう切り出した雀三郎は、後輩に先を越された時の胸の内や、初の独演会をやり終えた喜びや安心感などを語った。南天も「胸が熱くなった」と振り返る。遅咲きではないけれど、50歳を前に独演会にたどり着いた南天も、雀三郎の言葉には同感できるものがあった。

 「ぽんぽんと行く人はぽんぽんと行くのに…」

 嘆く南天を奮い立たせてくれたのが、南光だった。他の落語家の順調な歩みと足踏みする自身を比べて肩を落とす弟子に金言を送った。「運がないと思っている人には、ずっと運がないから。運は大丈夫、尽きない」。南天は、「落語は絶対にオモシロイことをやってやろう」と誓った。

 「うちの師匠を見たらそうかなと思います。うちの師匠は実力から来る運なんですね」

 南天は南光に頭が上がらない。2回目の落語会「親子会」で演じた「愛宕山」を南光から褒められたことを明かした後、「なぜ1回目で愛宕山を演じなかった」と聞かれると、「1回目は無難に行った。怖かったので」と笑いながら答えた。

 南天は自身初の独演会で尊敬する“師匠・南光超え”を目指す。各演目には工夫を凝らし、「うちの師匠から“そこまで行ったらアカンで”“もう、ええで”と言われるところまで引っ張ろうと思っています。ちりとてちんの最後はキツイめにやります」と明言した。

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