好調「ワイドナショー」日曜朝でもブレずに 生放送化は考えず

[ 2016年4月8日 10:00 ]

日曜朝に引っ越して丸2年の「ワイドナショー」(左から東野幸治、松本人志)

 ダウンタウンの松本人志(52)がレギュラーコメンテーターを務めるフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)が日曜朝に引っ越して、この4月で丸2年を迎えた。今年2月14日には番組歴代最高視聴率11・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、フジの“日曜朝の顔”として定着。中嶋優一チーフプロデューサーは「シンプルに、おもしろいものを追求したい」と番組制作のポリシーを語った。

 インタビュー中、中嶋氏は「コツコツ」と5回、口にした。小さな積み重ねが大きな実になりつつある。

 番組は、松本のほか、通常ゲストコメンテーターが3人。普段、ワイドショーに取り上げられることはあっても、コメンテーターとしては出演しない人が芸能ニュースや時事問題について、じっくりと持論を展開。従来のワイドショーとは一線を画すスタイルが好評で、その発言は毎週、インターネットニュースになるほど。MCの東野幸治(48)が絶妙なタクトを振るい、コメンテーターの熱弁を引き出す。

 2013年10月に“真夜中のワイドショー”(月曜深夜0・35)と銘打ち、スタート。半年後の14年4月、31年半続いた「笑っていいとも!増刊号」(日曜前10・00)の後枠に移行した。

 通常は朝や昼に放送されるワイドショーを“真夜中”にやるというギャップのよさがなくなったが「とはいえ、頑張れば深夜よりは数多くの方に見ていただける時間帯。頑張り甲斐はあると思いました」と中嶋氏。ただ「夜のテイストから朝のテイストに変えようということはなく、ブレずに継続してやっているつもりです」と強調する。

 ブレない軸は何なのか。

 「テレビの報道・情報番組が速報性で追いつき難いインターネットに対抗するには、2つの方法があると思っています。1つは池上彰さんがなさっているような、難しいニュースを分かりやすく教えること。もう1つは、誰でも知っているニュースだけれども、誰でも知っている人がそのニュースをどう思うのか。それを知り、自分の意見と照らし合わせる。後者は『ワイドナショー』が機能している部分だと思います」。松本を筆頭に、多彩な面々による多様な意見が、番組の肝になっている。

 総合演出の竹内誠氏も「ネタ(番組で取り上げるニュース)のチョイスよりも、コメンテーターの発言そのものがニュース」と分析。だからこそ、コメンテーターが話しやすい環境を整える。一部で生放送化がカギという声もあるが「収録ならではの良さがあるので、現状、生放送は考えていません」とした。

 中嶋氏は「視聴者ターゲット的にとか、時間帯的にとか、という戦略よりは、とにかくおもしろいものを作りたい。シンプルに、そう考えたいと思っています。夜から朝になったからとか、日曜の午前10時だからとか、1ミリも考えないと言うとウソになりますが、ほとんど気にしないようにしています。自分がおもしろいと思えるのは当然として、視聴者の皆さんに一緒におもしろいと感じていただける可能性があるものを、ただ作りたい。そういうものを追求したいと思っています」とパッションを大切にしている。今後については「番組から独自ネタ、芸能スクープを」と、さらなる進化を目指す。

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