佐村河内氏番組にBPOが見解「放送倫理違反とまでは言えない」

[ 2015年3月6日 16:50 ]

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、耳が聞こえない作曲家として佐村河内守氏(51)を紹介したテレビ局5局7番組について「裏付け取材は不十分なところもあったが、放送倫理違反があるとまでは言えない」との見解を公表した。

 同委員会は約1年間にわたる討議と審理を行った。その結果「佐村河内氏の作曲活動や聴覚障害に対する各局の裏付け取材は不十分なところもあったが、放送時点において、その放送内容が真実であると信じるに足る相応の理由や根拠が存在していたとして、各対象番組に放送倫理違反があるとまでは言えないと判断した」とした。

 対象になったのは(1)TBS「NEW23 音をなくした作曲家 その闇と旋律」(2008年9月15日)(2)テレビ新広島「いま、ヒロシマが聴こえる…~全聾作曲家・佐村河内守が紡ぐ闇からの音」(09年8月6日)(3)テレビ朝日「ワイド!スクランブル 人間一滴 被曝2世の天才作曲家 魂の交響曲」(10年8月11日)(4)NHK「情報LIVE ただイマ! 奇跡の作曲家」(12年11月9日)(5)NHK「NHKスペシャル 魂の旋律 音を失った作曲家」(13年3月31日)(6)TBS「金曜日のスマたちへ 音を失った作曲家 佐村河内守の音楽人生とは)(13年4月26日)(7)日本テレビ「news every. 被災地への鎮魂歌 作曲家・佐村河内守」(13年6月13日)。

 佐村河内氏の代作を見抜けず放送した。

 同委員会は、問題発覚後の対応については不足している点があるとして、視聴者への説明責任を果たすため、民放4局に対しては自己検証の結果の公表を、NHKに対しても再度の自己検証とその結果の公表を要望した。

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