ローラ父 遅刻で開廷40分遅れ…有罪判決に「はい」

[ 2015年3月6日 05:58 ]

ローラの父、ジュリップ・エイエスエイ・アル被告=14年8月撮影

 タレントのローラ(24)の父親で、バングラデシュへ帰国中に診療を受けたと偽り、海外療養費など計約167万円を詐取したとして詐欺罪に問われたジュリップ・エイエスエイ・アル被告(55)に、東京地裁は5日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 この日の公判は、ジュリップ被告の遅刻で開廷が約40分遅れる事態となった。地裁の担当者が「(遅刻理由は)交通事情によるもの」と説明。黒のコートにマスク姿で現れたジュリップ被告は、そのまま証言台へ向かい、横山浩典裁判官の主文、判決理由をじっとうつむいたまま聞いた。最後に裁判官に「分かりましたか」と問われ、小さな声で日本語で「はい」と返答。しかし理解していなかったのか、閉廷間際に通訳を介し「もう1度」と量刑と執行猶予の説明を求めた。

 裁判官は判決理由で「確認が難しいことに目を付けて実在する病院の入院証明書を偽造するなどしており、悪質性が高い」と指摘。執行猶予の理由には、全額を弁償し、反省している点を挙げた。

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