ドジャース指揮官 絶好調のベッツ、フリーマンに挟まれる大谷翔平は「いずれ波に乗る。懸念は必要ない」

[ 2024年3月31日 17:47 ]

<ドジャース・カージナルス>10回、満塁のチャンスでドジャース・大谷が凡退してゲームセット(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間31日)、本拠でのカージナルス戦に「2番・DH」で先発出場した。ドジャースタジアムで9年ぶりの雨天中断となる珍事も起きる中、初回に2戦ぶり安打となる右前打を放ったが、その後は快音響かずに5打数1安打、2三振、1四球。チームは2点を追う9回にムーキー・ベッツ内野手(31)の4戦連発弾などで追いつく脅威の粘りを見せたが、1点を勝ち越されたタイブレークの延長10回に大谷は最後の打者となり、連勝は2で止まった。

 デーブ・ロバーツ監督は、延長10回に1番のベッツが四球を選び、大谷の前に2死満塁の好機を演出しながら、大谷が直球を打ち損じて遊飛に倒れたことについて言及。「ムーキー・ベッツという期待の大きな選手が打席に立ち、四球を選んでくれた。その後の翔平も気分良く送り出した。彼は91マイルの球を打ち損じてしまった」と振り返った。

 1番のベッツはこの日も3安打を放ち、これで今季は5試合で18打数11安打の打率.611、4本塁打10打点、9得点。また、出塁率は.720、OPS(長打率+出塁率)は2.109と驚異の数字を残している。3番のフレディ・フリーマンもこの日3安打を放ち、打率.333、1本塁打、4打点の成績を残している。

 大谷はここまで打率.273、0本塁打、2打点と悲観する数字ではないが、MVPトリオの他の2人と比較すれば見劣りする。それでもロバーツ監督は「彼もいずれ調子の波に乗る。懸念は必要ない。打席に立ってほしい選手が立った」と信頼を口にしていた。

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