【センバツ】報徳学園2年連続準V 指揮官「6回の攻撃が全て」悔やむ 大チャンスも痛恨無得点

[ 2024年3月31日 14:40 ]

第96回選抜高校野球大会第11日 決勝   報徳学園2-3高崎健康福祉大高崎 ( 2024年3月31日    甲子園 )

<高崎健康福祉大高崎・報徳学園> 8回、ナインに声を掛ける報徳学園・大角監督(左から2人目) (撮影・後藤 大輝)
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 決勝が行われ、前年準優勝の報徳学園(兵庫)は2-3で高崎健康福祉大高崎(群馬)に敗れ、22年ぶり3度目の優勝はならなかった。

 初回、2死一、二塁から5番・安井康起外野手(3年)が、健大高崎先発で最速150キロ右腕・石垣元気投手(2年)の投じた高めの直球をフルスイング。右翼線適時二塁打とした。相手の送球が乱れる間に2点目も加えた。

 報徳学園は準々決勝の大阪桐蔭戦で1失点完投した今朝丸裕喜投手(3年)が先発。初回に同点に追いつかれ、3回には勝ち越しを許す展開となった。

 それでも再三の好守でバックももり立て、4回以降は失点を防いだが、リードを奪えなかった。

 大角監督は「悔しい、悔しいという言葉だけでは片付けられない」と無念の表情。1点を追う6回、無死一、三塁のチャンスを作ったが無得点に終わったのが痛かった。指揮官は「点をとれるところで取らせてあげられなかった。6回の攻撃が全て」と悔やみ、「選手たちはよく守って頑張ってくれた。今朝丸は序盤とらえられるところもあったが、中盤から終盤にかけてギアが上がって、さすがのピッチングだった」と称えた。

 夏へ向けて、「選手層をもっと厚くして、チーム全体の底上げをして臨みたい」と見据えた。

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