星稜中野球部・小路瑛主主将 諦めない先輩の背中に刺激「同じように甲子園に出て全国制覇してみます」

[ 2024年3月31日 05:00 ]

第96回選抜高校野球大会第10日準決勝   星稜4―5高崎健康福祉大高崎 ( 2024年3月30日    甲子園 )

<星稜・高崎健康福祉大高崎>先輩たちにエールを送る小路主将(中央)ら星稜中野球部(撮影・村井 樹)
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 【百花らんまん】憧れの大好きな先輩たちは、格好良かった。星稜アルプス席で声援を送ったのは、星稜中野球部の約30人。石川県勢初の選抜制覇には届かなかったが、先輩たちに必死に声援を送り続けた。

 29日まで行われた第15回全日本少年春季軟式野球大会(スポニチ主催)で、21年以来3年ぶりの中学日本一を達成。当時のエースはこの日完投した左腕・佐宗翼(3年)だった。優勝のご褒美にとやってきた甲子園。最速135キロ左腕の小路瑛主(えいす)主将(3年)は「本当に格好いい。自分も佐宗先輩のようなピッチャーになりたいです」と目を輝かせた。

 中、高は同じ敷地内で、普段は高校生の練習を目にすることもある。中学ナインの身近な憧れの存在だ。能登半島地震の影響を受けた石川代表として精いっぱい戦った先輩たち。小路は「石川の思いを背負って戦ってくれて凄いとしか言えない。最後まで諦めない姿は見習いたいです」と心打たれ、刺激を受けた。

 中学時代、自分たちと同じように日本一となった先輩たちは今大会、石川県勢初の甲子園優勝には届かなかった。「自分たちも同じように甲子園に出て全国制覇してみます」と小路。勝利への思いは、後輩にもしっかり引き継がれるはずだ。(村井 樹)

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