阪神・岡田監督「そら、きょうの勝ちは大きい。借金3つが1つになるんやから」 今季初星に表情崩す

[ 2024年3月31日 17:50 ]

セ・リーグ   阪神5ー0巨人 ( 2024年3月31日    東京D )

<巨・神>試合後、岩崎を出迎える阪神・岡田監督 (撮影・西川祐介)
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 開幕戦からのゼロ更新が26イニング目でストップ。森下の今季初安打が決勝3ランとなるドラマチックな展開に「きょうの勝ちは大きい。借金3つが1つになるんやから」と岡田監督も表情を崩した。原口、小野寺の代打攻勢から森下の一発につなげ、桐敷―ゲラ―岩崎の勝ちパターン継投にも成功した采配に「久しぶりよ。そんなもん」と笑顔で試合を振り返った。以下は一問一答。

 ―――今の心境を。
「いや、久しぶりに点入ったなあと思ってますよ」

 ――8回は開幕から26イニング目に得点。森下がやってくれた。
 「ああ、初ヒットでしょ?森下もねぇ。まあ、ね。なんかこう、ずっとリードされての展開だったけど、きょうは同点でね、リリーフ勝負というところでね。何となく、代打とかいろんな意味で、なんかこうリズムあったですね」

 ――昨年も印象的な一打が多かった。
 「ホームランね、スリーランだし、そういう意味で大きかったですね」

 ――8回は先頭から代打、代打、代走も送った。ここで取りに行くという考えで。
 「いやいや、もうチャンスがね、それまでヒット一本でしょ?だから、チャンスがなかったんでね。そういうね、代打とかね、代走いけなかったけど、ちょっとリズムよくなったっていう感じはしましたね。あの回はね」

 ――9回にもノイジー、糸原で1点、小幡にも本塁打。得点とって雰囲気が変わった。
 「そらもう、変わったのは間違いないですね。まあね、先制を取れるところで、こっちのミスで1戦目、2戦目を取れなかったので、取れるときはこんなもんでしょうね」

 ――守りでは才木が2度の満塁のピンチと一、三塁をよくしのいだ。
 「もう何て言うか、本当にしのいで、しのいでのね、紙一重じゃないですか」

 ――ゲラ、岩崎も開幕をした。
 「ゲラはね、初登板なので、ちょっとまあまあ、コントロールを乱して不安やったですけど、何とか0点でいったんで。岩崎はずっと経験があるので。次からはゲラももっと落ち着いて投げると思いますけど」

 ――連覇を狙うシーズンが始まった。どんな野球を見せたいか。
 「いやいや、今まで通りやるだけなんですけどね、開幕(カード)で3連敗と1勝2敗じゃね、1勝2敗じゃ1つしか負け越しがないので、今日の勝ちは本当に大きかったと思うし、やっとホームに帰れるのでね、明後日から自分らの野球をもっとできるようにしたいですね」

 ――高橋礼が代わったのは大きかったか。
 「いやもう、あのへんまでかなと思ってたよ。まあでも、オープン戦からそんな球数投げてへんから。打順回ってきたら代わるな思てたけどね」

 ――森下はヒットこそ出ていなかったが状態は良かった。
 「まあ、そら状態良かったらヒット出ると思うけどな。だから出てない、やっぱ悪いんやろな。まあそらファインプレーもあったけど」

 ――そういう場面で打ってくれる選手。
 「うーん、まあ、この3連戦の中では一番ええとこで打ったしな。まあ初戦のが抜けてたらもっと良かったけど、そらもうしょうがない」

 ――小野寺を含めて控え選手がいい仕事をした。
 「いやいや、だから、昨日おとといはそういうゲーム展開にならんもんね。やろうと思ってもできない、流れ的にできないから、今日なんかはね、リリーフもね、同点だからどっちも勝ちパターンのピッチャーで勝負できるわけだから。久しぶりにそういうゲーム展開になったからね、おーん。だからやっぱり動けた、代打もいけるというね」

 ――采配ができた試合だった。
 「おーん。久しぶりよ、そんなもん」

 ――才木の無失点が大きい。
 「そらもう、曲がりなりにもな。アップアップと思うよ。あと1回言っても、6回までと思ったけどな。まあそこまでいったらあと3イニングはな。左が多かったけど、桐敷もいてるんで、そらまあ安心しとったけどな」

 ――代打梶谷は向こうの勝負手だったが、才木に託した。
 「そら開幕で0点に抑える投手を代えれんよ。そらシーズン途中くらいで優勝争っとったら、そら左代えてきたらな。まだそんなん開幕で、0点に抑えてるピッチャーを代えれんて。代えたら出てくるの分かっているから、そら代えられへん」

 ――桐敷が流れ呼び込んだ。
 「まあ、なあ。ゲラと岩崎以外では一番やっぱり安定しているというか、その前を任せられるからな。左が3人3人になるからさ、ここもね」

 ――8回からは打順の並びや、初登板もあって。
 「いやいや、リリーフ2人並んでたからよ。桐敷が出してたら岡留いっとったけどな。あそこは1人1殺でな。でも3者凡退でいったからゲラいったけど」

 ――大山にも1本出て。
「いや、まだ安心してないよ」

 ――3タテじゃなかったのは今後に向けても大きい。
 「いやあ、そら今日の勝ちは大きいと思うよ。でも序盤は劣勢やったからな、結局は。ヒット1本であそこまでいったからな。まあ、そういう意味では、この勝ちは大きいよな。借金3つが1つになるんやから。そら全然違うよ、1勝2敗は」

 ――チームとしての戦いができたことも大きい。
 「そらもう、勝ちゲームやからやん。同点やったからやん。きのう、おとといは劣勢でそんなことできへんかった」

 ――中川を崩したのも。
 「大きいな。西舘は入ってなかったやろ」

 ――借金3を阻止しただけでなく、巨人に阪神の力を見せた。
 「いや、そら向こうは分かってるやろ、そんなん。向こうは分かってるよ、こっち以上に分かってるよ。こっちは向こうのことまだ今年分からへんからな、メンバーとか」

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