報徳学園・間木は「特進コース」所属の成績優秀者 勉強にも全力投球の努力が報われる瞬間はすぐそこに

[ 2024年3月31日 04:45 ]

第96回選抜高校野球大会第10日準決勝   報徳学園4ー2中央学院 ( 2024年3月30日    甲子園 )

<報徳学園・中央学院>力投する先発の報徳学園・間木(撮影・椎名 航)
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 <記者フリートーク アマ野球担当・河合洋介>

 報徳学園の間木は部内トップの成績優秀者でもある。小学生の頃に両親から言われた「野球をしたいなら勉強をおろそかにしてはダメ」との教えを守り続けているのだ。

 「勉強にハマった時期があったんです」とも明かす。小学校では自習ノートのページ消化数上位者が表彰される取り組みがあり、「1位になるために、ずっと勉強していました」と負けず嫌いな性格が勤勉さに拍車をかけた。

 高校は受験勉強で公立に進むはずだった。それでも報徳学園に勧誘され気が変わった。4人兄弟。経済面の負担も考えた両親から反対されるも、「高いレベルで野球がしたい」と訴えた。そこで両親から課された条件が、野球部が数人しかいない「特進コース」に進むこと。現在は他のクラスよりも授業が多い環境で、エース兼主将として奮闘している。

 「この努力も、どこかにつながってくるはず」。あと1勝で人一倍の苦労も報われる。

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