佐々木朗の今季初登板は5回6安打1失点、7奪三振 粘る日本ハム打線に最速159キロで勝利投手の権利

[ 2024年3月31日 15:47 ]

パ・リーグ   ロッテ―日本ハム ( 2024年3月31日    ZOZOマリン )

<ロ・日>3回1死満塁をしのいだ佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 プロ5年目を迎えたロッテの佐々木朗希投手(22)が31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で2024年シーズン初先発。5回を6安打1失点で、7三振を奪い、今季初勝利の権利を得て降板した。

 初回、先頭のスティーブンソンに投じた24年の初球は156キロの速球。カウント1ボール1ストライクからの155キロ直球で中飛に打ち取ると、続く松本剛は初球の157キロ直球で二ゴロ。万波には、遊撃内野安打を打たれたが、マルティネスを三ゴロに仕留めた。2回も2三振を奪った。

 最初のピンチは3回に迎えた。1死から細川に中前打されると、続くステーブンソンに三塁側へセーフティーバントを決められる。さらに暴投、四球で1死満塁のピンチで万波を迎えた。

 だが、ここで、フルカウントから157キロ直球で空振り三振に打ち取ると、さらにマルティネスもフルカウントからこの日最速の159キロ直球で遊飛に仕留めた。

 5回に無死一、三塁のピンチを招いたが、スティーブンソンをフォークボールで二ゴロ併殺に仕留め、最少失点に食い止めた。5回を投げ終え、95球となったところで、救援投手へバトンをつないだ。

 打線は3回に1死一、三塁から山口の遊撃内野安打で先制。「打ったのはチェンジアップです。打席に入る前に修さん(村田コーチ)からアドバイスをいただき、チャンスだったので、思い切っていく事だけ考えて打ちました。朗希に先制点を与える事が出来て良かったです」と語ると、4回には無死一、三塁から和田の左犠飛で加点。中村奨がヘッドスライディングで生還するなど、佐々木朗を全員で援護した。

 佐々木朗は昨季は左脇腹肉離れなどで3度の離脱があり、15試合の登板で7勝4敗、防御率1・78。今春のオープン戦は3試合12回で12安打4失点だが、ラスト登板では5回2安打無失点と復調し、シーズンインを迎えた。

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