ブルージェイズ・菊池雄星 今季初戦は5回途中3失点で敗戦投手

[ 2024年3月31日 08:02 ]

ア・リーグ   ブルージェイズーレイズ ( 2024年3月30日    セントピーターズバーグ )

レイズ戦に先発し5回途中3失点だったブルージェイズの菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が30日(日本時間31日)、フロリダ州セントピーターズバーグでのレイズ戦に今季初登板で先発したが、4回1/3を投げ6安打4三振3四球3失点で黒星スタートとなった。

 初回、四球と内野安打で無死一、二塁のピンチを迎えたが、3番アロザレーナを空振り三振に仕留めるとリズムを取り戻し無得点に抑えた。2回も1死から安打を打たれたが、後続を連続三振で断った。

 しかし、3回2死後、連続四球で得点圏に走者を置くと5番ロサリオに左前適時打を浴びて先制点。4回は3人で終わったが、5回1死後、アロザレーナに右越えソロ本塁打を浴びた。

 続く4番パレデスに左前打を許したところで降板。菊池の後を継いだ2番手のリチャーズがピンチを広げ、7番カバジェロの中犠飛で三走のパレデスが生還し、菊池の失点は3となった。

 菊池はオープン戦3試合に登板し、1勝2敗、防御率16・43と不本意な結果に終わっていた。初戦こそ2回を無失点に抑えたものの、3月10日(同11日)のオリオールズ戦では2本塁打を浴びるなど2回1/3で6失点。開幕前最後の実戦登板となった3月23日(同24日)のタイガース戦は前田健太(35)との投げ合いとなったが、結果は3本塁打を浴びるなど3回1/3でまさかの8失点という大乱調だった。

 ただ、この試合はキャンプで重点的に取り組んだチェンジアップを実戦調整として敢えて多投したこともあり、菊池自身は「球自体はキャンプで一番良かった」と淡々と話していた。ただ、調整への不安はぬぐいきれず、結局はシーズン初戦までに本調子に戻すことはできなかったようだ。昨年は11勝6敗、防御率3・86と安定した投球を続け、ローテーションの一角としての地位を確立しただけに、次戦以降での奮起が期待される。

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