ENEOSにも「村神様」!本家ヤクルト村上ばり存在感4打点に「出来過ぎ」

[ 2022年11月6日 05:20 ]

第47回社会人野球日本選手権大会・第7日2回戦   ENEOS8―2日本新薬 ( 2022年11月5日    京セラD )

<日本新薬・ENEOS>1回2死満塁、ENEOS・村上は左中間に先制の適時三塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 2回戦3試合が行われ、今夏の都市対抗を制したENEOSは村上貴哉外野手(25)が先制打を含む4打点の活躍もあり、日本新薬を8―2で下して8強入り。三菱重工Westは先発の鮫島優樹投手(34)が7回途中まで無失点の好投を披露するなど日立製作所に2―1で競り勝ち、東京ガスは日本生命を3―0で破って、それぞれ準々決勝進出を決めた。

 都市対抗覇者で、12年以来2度目の2大大会「夏秋連覇」を狙うENEOSにも「村神様」がいた。村上は、初回2死満塁で左中間を破る走者一掃の決勝三塁打。7回無死一、三塁では中犠飛を放つなど2安打4打点で勝利に貢献した。

 「出来過ぎですね。前の打者がつないでくれた結果です」

 5回2死三塁では申告敬遠で歩かされ、今季両リーグ最多25個の敬遠四球をもらったヤクルト・村上ばりの存在感だった。4日には「新語・流行語大賞」の候補30語として「村神様」がノミネートされたばかり。明大から入社4年目の25歳は「3冠王と比較されるのはちょっと…」と苦笑いしながらも「監督やチームメートにはいじられますし、少しは近づけたのかな」と振り返った。

 1回戦の四国銀行戦は途中出場で8回に安打と盗塁で同点の起点となる活躍。スタメンに抜てきした大久保秀昭監督は「初回の先制が、むちゃくちゃ大きかった。村上が期待以上の結果を出してくれた」とうなずいた。(石丸 泰士)

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2022年11月6日のニュース