東大出身の元プロ野球選手 引退後にソフトバンク取締役就任の過去 孫会長から「会ったその日に誘われた」

[ 2022年11月6日 21:10 ]

2019年、ソフトバンクが球団史上初の3年連続となる10度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一に輝き笑顔で握手する王貞治球団会長(左)と孫正義オーナー
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 東大出身のプロ野球選手として、かつて話題になった元ロッテの小林至氏(54)が6日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」(後7・00)に出演。プロ野球界引退後、05年~14年までソフトバンクの取締役を務めることになった経緯を説明。孫正義オーナー(65)の“驚きの金銭感覚”も明かした。

 小林氏はロッテ入団後わずか2年、25歳という若さで引退。引退後はコロンビア大学経営大学院を修了しMBAを取得。05年~14年までは福岡ソフトバンクホークスの取締役を務め、現在は桜美林大学健康福祉学群教授と学校法人桜美林学園常務理事を兼務している。

 番組ではソフトバンクの取締役を務めることになった経緯を聞かれ「2004年に球界再編ってあったでしょ?オリックスと近鉄が合併して。その流れの中でプロ野球経営に関する本を書いたんですよ。その本を書くにあたって渡辺恒雄さんがインタビューに応じてくれまして、渡辺さんが大変その本を気に入ってくださいまして200冊お買い上げしてくれました。“私の知人全員にこの本を読んでもらう”と言ってくださって、その1人がソフトバンクグループの孫さん(代表取締役会長兼社長)だった。全部後になって分かることなんですけどね」と球界の“大物”による紹介があったことを明かした。

 小林氏は当時を振り返り「2004年の年末に孫さんの秘書から連絡があって、その後実際に会ってお話しをしたんです。2~3時間ぐらいしましたかね?そしたら経営を手伝ってくれないか?と会ったその日に誘われました。世界の経営者は、こういう即断即決なんだなとちょっとビックリしましたよ。今考えると現実の話しとは考えにくいですよね」とコメント。

 さらに孫オーナーについて「プロ野球は黒字でも20~30億円。赤字でも20~30億円なんですよ。そういった相談をしようとすると“そんな小さお金の話しを俺に持ってくるな!”と怒られたこともありますよ。“俺は今、兆単位の勝負をしてる。そんなのは任せたから勝手にやっとけ!”と言われたこともあります」といったエピソードを披露。番組MCの「ダウンタウン」浜田雅功らスタジオ全員を驚かせた。

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