NTT東日本 2大大会初先発の多田裕作が5回1失点の好投「ボチボチなピッチングはできた」

[ 2022年11月6日 12:59 ]

社会人野球日本選手権大会 2回戦   NTT東日本4―2王子 ( 2022年11月6日    京セラD )

<王子・NTT東日本>NTT東日本先発・多田のピッチング(撮影・成瀬 徹)
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 NTT東日本(関東・東京)が、王子(東海・愛知)を破り、準々決勝へ駒を進めた。

 2大大会初先発を務めた右腕・多田裕作投手は走者を背負いながらも要所を締める投球で5回6安打1失点。2回1死で迎えた亀山一平外野手に投じた3球目に、自己最速を2キロ更新する150キロを計測。今大会2勝目を挙げ、「先制点をあげないことと、テンポよく、持ち味である打たせてとる投球を意識した。初先発でちょっと力んでしまって…。2回以降は力抜けてきて、ボチボチなピッチングはできたと思います」と振り返った。

 1日の西部ガスとの初戦では5回途中から救援し、3回1/3を無失点に抑えて勝利投手。2戦連続の活躍に平野宏監督からは「来年のことも踏まえて、抑えで使ってきた多田がどこまで先発できるか未知数なところもあるのでうちの大きい期待を背負いながらマウンドに立ってくれた。先発としてはできすぎかなと思います」と称賛された。

 2点優勢の6回は2番手・沼田優雅投手が1死満塁のピンチを背負ったが、後を受けた片山楽生投手が直球を軸に相手打線を圧倒して空振り三振、遊飛で火消しに成功。片山は「あの場面を0で抑えられたのは自分の自信にもなりました」と手応えを口にした。

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2022年11月6日のニュース