侍J・山田哲人が面目躍如 打率・083に終わった日本シリーズ以来23打席ぶり安打が決勝ソロ

[ 2022年11月6日 18:49 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表8―4巨人 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>8回、ソロ本塁打を放ちベンチでタッチをかわす山田(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人との強化試合(東京D)に侍ジャパンの「5番・二塁」で先発出場したヤクルトの山田哲人内野手(30)が決勝の1号ソロを放った。

 2―4で迎えた8回、同僚の4番・村上宗隆内野手(22)が目の前で2試合連続となる2号2ランを放って同点。所属チームのヤクルトでは山田が3番、村上が4番だが、村上に続いて入った第4打席で7番手右腕・堀岡の代わりバナを叩いて左翼スタンドへ2者連続となるアーチをかけた。フルカウントからの6球目、低めの149キロ直球を捉えた一発だった。

 ヤクルトではキャプテンを務める。だが、2年連続同じ顔合わせとなったオリックスとの日本シリーズでは好守連発で存在感を放ったものの、打撃は絶不調。第2戦(神宮)まで10打席9打数無安打5三振と打撃不振をかこった。3番から1番に打順変更された10月25日の第3戦(京セラD)では開幕から12打席目となった3回に待望の初安打を放つと、5回には先制そして決勝の1号3ランを放ってチームを無傷の2連勝(1分け挟む)へと導いたが、結局、日本シリーズで放った安打は第3戦のこの2本だけ。打率・083(24打数2安打)、1本塁打、3打点、19打席連続無安打のまま日本シリーズを終え、チームも2勝1分けから4連敗を喫して球団初となる2年連続日本一を逃していた。

 5日に行われた日本ハムとの強化試合(東京D)では出番なし。この日も第3打席までは捕邪飛、遊ゴロ、遊飛と快音が聞かれなかった。だが、第4打席で飛び出した23打席ぶり安打が面目躍如の一発。なお、9回には同僚の塩見に続いて村上が2打席連発となる3号ソロを放ったが、山田は空振り三振に終わった。4回の遊ゴロは同点の打点付きで、5打数1安打2打点という結果だった。

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