中日・福谷 思わず「うそやん」 キャンプ2度目のブルペンで立浪監督とサプライズ“対決”

[ 2022年11月6日 20:03 ]

中日・立浪監督を相手に投げ込んだ福谷
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 中日・福谷浩司投手が6日、沖縄・北谷の秋季キャンプで2度目のブルペン入り。51球の投球練習を行った。キレの良い直球を味谷のミットに次々と投げ込むと、後ろで見ていた立浪監督が「よし、立って見てやろう」と打席へ。左打席だけでなく、右打席でも球筋を見極め、何度も「ナイスボール!」と声をかけた。

 普段は味わえない緊張感の中で、何度も内角のきわどいコースに投げ込んだ福谷は、充実した表情で振り返った。

 「立浪監督に打席に立ってもらったのは初めて。見てもらえればいいと思っていたが、気づいたら立っていたので最初は“うそやん”と思った。フォームやボールの質よりも、そこに投げ込むという気持ちで投げた。良いブルペンになった」

 立浪監督は「まだまだボールの強さは出ると思う。良い形で投げているし、期待している」と話した。

 今季は不調に加えて新型コロナウイルス感染もあり、わずか5試合の登板で1勝3敗、防御率9・00と悔しいシーズンになった。今キャンプではストレートの速さ、強さを取り戻すことをテーマに若手にまじって汗を流している。

 「体はもうバリバリですよ。今季の結果も含めて、余裕を持っている場合じゃない。むしろ今年結果を出した若い子からどれだけ学んで、どれだけ自分に生かして“来季は見てろよ”と、それぐらいのつもりでやっている」

 キャンプ参加メンバーの中で最年長の31歳は貪欲な姿勢で復活を目指す。

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