大逆転サヨナラ勝ち　オリ・中嶋監督も興奮!?　「何と言ったか、覚えてないですが」吉田正とのやり取りで

SMBC日本シリーズ2022第5戦   オリックス6－4ヤクルト （ 2022年10月27日    京セラD ）

日本シリーズ＜オ・ヤ＞9回、吉田正（中央）はサヨナラ2ランホームランを放ち、中嶋監督（左）と抱き合う（撮影・椎名　航）
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　オリックスは「SMBC日本シリーズ2022」の第5戦で、ヤクルトにサヨナラ勝ち。対戦成績を2勝1分け2敗のタイに戻した。

　1点差を追う9回に、相手守護神マクガフの失策もあり、同点に追いつくと、最後は吉田正のサヨナラ2ランが飛び出して決着。ベンチも歓喜に沸いた。

　試合後の勝利監督インタビューで中嶋監督は『すごいゲームになった。今のお気持ちは』と聞かれると、「いや、本当にすごい試合になりました」と紅潮した表情で一言。さらに、吉田正のサヨナラ弾の際の気持ちを問われると、「いや、終わったな、と」と簡潔に答えて、場内から笑いと大きな拍手が起こった。

　また、ベンチに戻ってきた吉田正に、どんな声を掛けたか、と問われると、「いや、何と言ったか、覚えてないですが」と話し、再び場内は爆笑。しかし、シーソーゲームだった展開を問われると、「まあ、いろんなミスはありました。最後、こういう形になったのは本当によかったですが、もう1回締め直します」とキッパリ話して拍手を浴びた。

　これで星勘定は五分に戻した。「なかなか勝てなかったですが、これでタイになりました。あとは勝ち抜くだけだと思います」と話し、29日からの神宮での決戦に気持ちを向けていた。