ヤクルト ドラ1左腕・山下輝の球団初、日本シリーズ新人勝利消える 守護神マクガフが9回に3失点

[ 2022年10月27日 22:47 ]

SMBC日本シリーズ2022第5戦   ヤクルト4―6オリックス ( 2022年10月27日    京セラD )

<オ・ヤ>5回1死、吉田正(奥)に勝ち越しのソロ本塁打を浴びる山下(撮影・北條 貴史)
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 2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」は27日、京セラドームで第5戦が行われ、セ・リーグ覇者のヤクルトは1点リードで迎えた9回に守護神のスコット・マクガフ投手(32=米国)がまさかの3失点を喫して今シリーズ初のサヨナラ負け。2勝2敗1分けのタイに持ち込まれた。日本シリーズは移動日を挟み、29日にヤクルトの本拠・神宮球場で第6戦が開催される。

 4―3と1点リードで迎えた9回だった。ヤクルトのマウンドには4番手としてレギュラーシーズンでリーグ2位の38セーブを挙げているマクガフが上がった。だが、先頭の代打・安達をいきなり四球で塁に出すと、犠打で1死二塁としてから西野の投手強襲安打を一塁悪送球する間に同点。中川圭を空振り三振に仕留めて2死までこぎつけたが、続く吉田正に右翼スタンドへサヨナラ2号2ランを被弾した。

 この結果、5回7安打3失点で勝利投手の権利を得て降板していたドラフト1位ルーキー左腕、山下輝投手(23)の歴史的な勝利が消滅した。山下は球団新人では1992年第3戦の石井一久以来30年ぶりとなる日本シリーズの先発マウンドに上がり、勝利投手となれば球団新人では初となる日本シリーズ勝利投手となるところだった。

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