DeNA今永が胴上げ阻止へ「魂の123球」 7回3安打無失点、毎回の11奪三振、村上からも2三振

[ 2022年9月25日 21:04 ]

セ・リーグ   DeNA―ヤクルト ( 2022年9月25日    神宮 )

<ヤ・D>6回、村上を三振に打ち取った今永は雄たけびをあげる(撮影・会津 智海)
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 DeNAの今永昇太投手(29)が25日のヤクルト戦に先発し、7回3安打無失点の快投をみせた。

 敗れれば、2年連続で目の前で胴上げを許してしまう一戦。今永は初回から飛ばした。今季55本塁打している村上との対決は圧巻だった。初回2死一塁で迎えた第1打席では、152キロ、150キロの直球で空振りを奪い、追い込むと、カウント1ボール2ウトライクから高めの152キロ直球で空振り三振に抑えた。3回2死二塁では、外角の変化球でカウントを整え、最後は真ん中高めの直球。いい当たりをされたが、一塁手のソトの好守備もあり、一ゴロとなった。6回2死無走者からの第3打席は、152キロ直球で空振り三振に仕留め、雄たけびをあげた。

 最速153キロの直球を主体にスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップのキレもあった。7回1死一、二塁のピンチでは長岡を遊飛、代打の青木には四球を与え、満塁となったが、続く山崎を一ゴロに打ち取った。7回を123球で投げ切り、毎回の11三振を奪い、救援陣にバトンを渡した。

 この日のデーゲームで3位の巨人が中日に敗れたため、チームは19年の2位以来、3年ぶりの2位以上を確定させた。可能性はわずかでも目指すは優勝だけ。そんなチームの思いを代表する今永の快投だった。

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