西武 3位再浮上!山川が8回適時二塁打で有言実行の先発全員安打

[ 2022年9月25日 05:10 ]

パ・リーグ   西武6―2日本ハム ( 2022年9月24日    札幌D )

<日・西>8回、適時二塁打を放つ山川(撮影・高橋 茂夫)
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 西武は先発全員の16安打で9月16日以来の3位に再浮上。辻監督が「あそこで打てなかったらあいつ泣いてるかもよ」と語った対象が、7回まで唯一無安打だった山川だった。

 3点リードを1点差に詰められた直後の8回。無死一塁から右中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。直前に指揮官から「お前だけ(無安打)だぞ」と冗談めかして声をかけられていただけに「スタメンで僕だけがヒットを打ててなかったので、打てて良かった」と胸をなで下ろした。

 試合前の円陣。声出しを担った山川は「全員安打で勝ちましょう!」と鼓舞していた。辻監督も「有言実行」と評価。まだまだ本調子ではないが、バットを一塁側に倒してゆったりトップをつくる打撃フォームへの修正で、復調の気配はある。

 試合開始前にデーゲームでオリックスが勝ったため優勝の可能性は消えたが、CS進出圏内に浮上した。「数字的に(優勝は)難しいと思っていた。あと4試合、全部勝ちたい」と辻監督。名門球団としての意地がある。(神田 佑)

 ▼西武・松本(6回2/3を3安打2失点で8月18日以来の7勝目)勝ちがなかなか付かず、モヤモヤしていたのでうれしい。最後まで一丸で頑張る。

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2022年9月25日のニュース