中日・小笠原「全集中で頑張りました」毎回10K熱投で10勝王手 次戦今季ラスト登板で初の2桁勝利だ

[ 2022年9月25日 04:45 ]

セ・リーグ   中日2―1巨人 ( 2022年9月24日    バンテリンD )

<中・巨>7回、満塁のピンチで増田陸を空振り三振に抑え、ガッツポーズでほえる小笠原(撮影・椎名 航)
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 勝利以外ならBクラスが決まる崖っ縁で、中日・小笠原が踏ん張った。7回を4安打1失点の好投でチームトップ、自己最多の9勝目。「戸郷投手はいい投手だし、巨人打線も隙のない打線。全集中で頑張りました」と笑顔を見せた。

 毎回10奪三振。「感覚が良くなってきた」というカーブが抜群だった。7回2死二、三塁でも代打・増田陸に対して低めに決めて空振り三振に仕留め、マウンドでほえた。

 昨季初めて規定投球回をクリアし、さらなる飛躍を期した7年目。1月には2年連続で大野雄と沖縄で合同自主トレし、ブルペンで“師匠”の大野雄を「今年で抜かれるかもしれない」と驚かせた。

 好調を維持したまま開幕を迎えたが、3月29日のDeNAとの本拠地開幕戦で黒星発進して2日後には新型コロナ感染。復帰まで約1カ月を要した。

 後半は立て直し、5試合連続7回以上を投げきり、規定投球回まで残り3回1/3に迫った。最終登板は2年連続の規定投球回到達と初の2桁勝利がかかる大事なマウンド。志の高い左腕には通過点でしかなく、「到達して当たり前という立ち位置にならないといけない」と言い切った。(中澤 智晴)

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