阪神・桐敷 負の連鎖止めてくれ 伊藤将・藤浪・江越がコロナ陽性 先発2投手が…急きょ14日先発に

[ 2022年4月14日 05:30 ]

キャッチボールを行う桐敷(撮影・北條 貴史)
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 阪神は13日、伊藤将司投手(25)、藤浪晋太郎投手(28)、江越大賀外野手(29)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。

 発熱症状者と接触があった江越が、前日12日に兵庫県西宮市内の病院でPCR検査を受け、その夜に陽性が判明。これを受け中日戦(バンテリンドーム)に1―2で敗れた同日の試合後に選手、首脳陣、スタッフを一斉にPCR検査し、一夜明けた13日、伊藤将と藤浪の感染が判明した。江越は発熱と頭痛があるが、残る2人は無症状。いずれも自主隔離に入り、今後は医療機関などの指示に従う。

 伊藤将はこの日の対中日第2戦、藤浪は14日の第3戦に先発予定だったが、13日が小川、14日は桐敷に変更となった。球団で予告先発が当日に急きょ変更されたのは昨年6月6日のソフトバンク戦のガンケル以来。12年の予告先発制導入以降では、今回がチーム2例目になった。

 1勝14敗1分けで低迷する阪神が、先発を2枚同時に失う緊急事態。シーズン開幕前に陽性判定を受け、開幕投手が幻になった青柳に続く痛手だ。

 青柳は3月16日に陽性者との濃厚接触疑いで自主隔離に入り、翌17日に陽性判定を受けた。練習再開は同月27日で4月2、8日と2軍戦で調整登板し、15日の巨人戦(甲子園)で今季初先発の予定。この流れに照らし合わせると、伊藤将と藤浪も1軍復帰まで1カ月近くかかる可能性がある。また、濃厚接触疑いで山本、馬場も特例2022対象選手として、この日、登録抹消となった。

 《桐敷「やること変わらない」》阪神・桐敷は、先発予定だった藤浪が新型コロナウイルス陽性判定で登録抹消されたため、14日の中日戦に急きょ先発することになった。思わぬ形で“代役”を務めることになったが、「やることは変わらず1イニング、1イニングと思って臨んでいきたい」と言葉に力を込めた。今季は開幕先発ローテーション入りしたものの、初先発した3月27日ヤクルト戦で5回0/3を3失点で敗戦投手となり、以降は中継ぎに配置転換となっていた。

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