毎年苦しむスタート時“これが自分”と…悩める巨人の大砲 中田節&豪快打撃が戻る日を心待ちに

[ 2022年4月14日 09:00 ]

巨人・中田
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 復活を期す巨人・中田翔内野手(32)の状態が気がかりだ。開幕前には対外試合で9試合連続安打を放ち、順調な仕上がりをアピール。開幕から「5番・一塁」で出場し、3日の阪神戦(東京ドーム)の初回に2号満塁弾を放ったものの、10日のヤクルト戦で今季初めてスタメンから外れた。それ以降は途中出場が続き、14日現在、打率・200、2本塁打、8打点にとどまっている。

 それでも本人は「僕は毎年3割打っているわけでもないですし、どっちかというと毎年スタートは遅い。だから、“この時期1割台で毎年苦しんでいるな”と、この前もふと思ったんです。日本ハム時代からね」と冷静に自身の状況を分析。そして「ある意味“これが自分”と思っていこうと思いましたし、逆にこの時期、僕が3割、4割打っていたら、ちょっと気持ち悪い」と付け加えた。

 直球、カットボールなどのファストボール(速球)系には、ある程度対応しているが、低めに制球されたカーブ、スライダーで仕留められるケースが目立っている。悩める大砲に原監督は「もうちょっとやってくれないと」と奮起を促し、試合前の打撃練習では元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチらと代わる代わる打撃指導をする姿が見られる。今月22日で33歳となる中田は、キャンプ中に「自信しかありません」と高らかに宣言した。中田節とともに、豪快な打撃が戻ってくる日を心待ちにしたい。(記者コラム・花里 雄太)

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2022年4月14日のニュース