日本ハム・速水 「鉄腕教室」に「本当にありがたい」 宮西の投球受けて金言もらう

[ 2022年2月24日 05:30 ]

ブルペンで捕手・速水(左)に声をかける宮西(撮影・西川 祐介)
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 感謝感激の「鉄腕教室」だ。日本ハムの育成新人捕手・速水が沖縄・名護の1軍キャンプのブルペンで球界屈指のリリーバー・宮西の投球を受け、熱い指導とともにありがたい金言を授かった。

 「本当にありがたいです。テレビで見ていた投手。(1軍に)呼んでもらえなかったら受ける機会はほぼないと思うので」

 この日の1軍は中日との練習試合が雨天中止。2軍の国頭キャンプから出場するために名護に来た速水は、中止決定後そのまま1軍練習に参加した。そしてブルペンでのこと。山田バッテリーコーチから、宮西の投球を受けていた宇佐見に代わるよう指示された。「緊張しました。ポロポロできないなと」。プロ野球歴代最多373ホールドを誇る鉄腕左腕のボールを受けるのは、育成捕手にはまたとない絶好の機会だった。

 指導のポイントは構えと投手とのコミュニケーション。まず「どういう球を投げてほしいのか、伝えるしぐさや構えをはっきり表して構えた方がいい」とアドバイスされた。さらには、投球を受けながら「厳しく」「ボール気味で」と声を出したことを指摘されて「口で言ったらアカン。試合ではジェスチャーや構える位置で投手と意思疎通しないと」と言われ、そのために投手一人一人と積極的にコミュニケーションを取るよう促された。

 最後に「ミスを恐れたら先に行けない。ミスを恐れるな」と励まされた速水。「自分には時間がない。いち早くものにして結果を出したい」。24歳の子連れルーキーは貴重な経験を支配下契約、1軍出場へつなげていく。(秋村 誠人)

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2022年2月24日のニュース