阪神 3月15日に関西圏大学生No・1右腕大経大・才木と 17日大商大即戦力左腕・伊原と“手合わせ”

[ 2022年2月24日 05:30 ]

大経大・才木海翔
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 今年もドラフト候補を“実戦チェック”する。阪神が、3月15日に関西六大学リーグの大経大とプロアマ交流戦を実施する予定であることが23日、分かった。今秋ドラフト候補の大経大・才木海翔投手(21)の真価を見極める算段だ。

 最速151キロを誇る才木は、1メートル81、85キロの恵まれた体格を誇る本格派右腕。北海道栄(北海道)時代からドラフト候補として注目されたが、プロ志望届を提出せず大経大に進学。さらなる強化に努め、台頭を遂げた。

 現時点で関西圏の大学生No・1投手の呼び声が高く、特に球威は全国屈指と言える。直近の3年秋のリーグ戦では7試合登板2勝1敗、防御率0.74で最優秀防御率のタイトル獲得。大学では先発を担うが、直球にカットボール、フォーク、チェンジアップを織り交ぜる力強い投球スタイルからは、中継ぎ適性も見いだせる。

 才木に加え、即戦力左腕とも“手合わせ”する。同17日には同リーグの大商大とも対戦予定。こちらの試合では1メートル70と小柄ながら最速147キロ直球にカットボール、スライダー、フォークを操る本格派左腕・伊原陵人投手(21)をチェックする構えだ。

 阪神は例年、3月に有力ドラフト候補が在籍する大学、社会人チームとの練習試合を実施。20年ドラフト1位・佐藤輝も近大時代に実際に対戦して実力を測り、指名に至った。今回もドラフト候補がプロ相手に見せるパフォーマンスをスカウト、現場の目で“クロスチェック”することで、ドラフトへ向けた判断材料とする算段だ。

 ◇才木 海翔(さいき・かいと)2000年(平12)6月10日、大阪府豊中市出身の21歳。庄内小3年から野球を始め、豊中第六中では準硬式野球部。北海道栄(北海道)では3年春からエースも、甲子園出場経験なし。大経大では1年春からリーグ戦に登板し、3年秋に最優秀防御率タイトル。最速151キロ。1メートル81、85キロ。右投げ右打ち。

 ◇伊原 陵人(いはら・たかと)2000年(平12)8月7日、奈良県橿原市出身の21歳。晩成小1年から野球を始め、八木中では軟式野球部。智弁学園(奈良)では2年春からベンチ入りし、同秋からエース。3年春に甲子園出場。大商大では1年春からリーグ戦に登板し3年秋までに通算10勝。最速147キロ。1メートル70、71キロ。左投げ左打ち。

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