オリックス・太田　進化証明“今春1号”　追い込まれてから対応力を身に付けた!正二塁手争いへ決意新た

練習試合   オリックス1ー4ロッテ（特別ルール） （ 2022年2月23日    SOKKEN ）

＜オ・ロ＞7回無死、オリックス・太田は左越えソロを放ち、ベンチのナインに迎えられる（撮影・井垣　忠夫）
Photo By スポニチ

　オリックス・太田がロッテとの練習試合に「5番・DH」でフル出場し、1軍での対外試合で“今春1号”となるソロ本塁打を放って猛アピールした。

　「厳しいボールはファウルでもいいくらいの気持ちで。うまく反応できました。しっかりボールの内側を叩けたと思います」

　7回先頭の第3打席、ファウル2球で追い込まれてからが進化の証明だ。3球続けて際どいボールを見極めフルカウントからの6球目、左腕・山本大貴の内角直球を強振。ライナー性の打球を左翼ポール際へ放り込んだ。

　ファーストストライクからスイングをかけるスタイルが持ち味。しかし、開幕二塁をつかんだ昨季は、その積極性が裏目に出て初球凡打や三振に倒れるケースが目立ち、レギュラーに定着できなかった。「なるべく長くボールを見られるようにという意識です」。長所は残しながら、対応力を身に付けた形だ。

　堅守の安達やドラフト2位・野口（関大）らとの正二塁手争いは、し烈。太田は「最初から試合に出たい気持ちが常にある」と決意を新たにした。（湯澤　涼）