阪神 開幕投手争い本格化!“横一線”西勇、秋山、青柳、伊藤将の4人が19日からの実戦でアピール

[ 2022年2月18日 05:30 ]

練習を見つめる阪神の開幕投手候補(左から)青柳、西勇、秋山
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 大役を巡り、誰一人、リードも後退もしていない横一線の争いが幕を開ける。空席となっている阪神の22年の開幕投手。すでに絞り込まれた候補者は西勇、秋山、青柳、伊藤将の4人だ。自身が名前を挙げた有力候補が相次いで実戦マウンドに上がる19日からの第5クールを前に、矢野監督は“号砲”を打ち鳴らした。

 「もちろん、その(4人の候補の)中から評価、判断していくことになるけど」

 まずは、19日の楽天戦(金武)で秋山が先陣を切る。この日もブルペンで変化球を交えて51球。対外試合初登板となる右腕は先発で2イニングを予定している。同日には、一昨年のオープニングピッチャーを務めた西勇がシート打撃に登板。第1クールから連日、100球の投げ込みを敢行するなど6勝(9敗)に終わった昨年からの逆襲へ燃えている。

 そして、シーズン終了後から栄えあるマウンドへの意欲を隠さないのが青柳。対外試合初登板となる20日の中日戦に先発が予定されている背番号50は冷静に先を見据えた。

 「開幕ローテには入ると思っているので、(キャンプは)自分の新しい一面を見せるくらいの準備の時間だと思っている」

 2番手では、2年目を迎える伊藤将もスタンバイし、2日間で4人の候補が腕を振る。昨年の藤浪は3月8日と、例年開幕投手は2月下旬から3月上旬に通達される。矢野監督は「全体が1年間どう力を出せるのかなってとこも考えながらの判断になる」と“選考基準”を明かした。

 結果、内容、立ち居振る舞い、チームへの影響力…初陣のバトンは誰に託されるのか。(遠藤 礼)

 《矢野監督の開幕投手指名》
 ★19年メッセンジャー 3月3日、ソフトバンクとのオープン戦後「開幕はランディで行く」と明言。この日の登板後に通達。かねてより本命、「準備、気持ち、そういうのも含めてやっぱり」。
 ★20年西勇 宜野座キャンプ中の2月18日、練習後に報道陣を前に「開幕は西なんだけど…。西しかおらんやろ!」と突然の発表。新型コロナで開幕が6月までずれ込むも、信頼は揺るがず。
 ★21年藤浪 3月8日「開幕投手は晋太郎にしたから」と自ら切り出す。本人には5日のオープン戦登板後に通達。「総合的に考えた結果」

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