大商大 野球部の人工芝グラウンドが完成 ハード面より充実 富山監督「悲願の大学日本一が恩返し」

[ 2022年2月18日 13:45 ]

17日に関屋グラウンドで行われた人工芝完成セレモニー。大商大の谷岡一郎学長(前列左から2人目)らも出席した。
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 関西六大学野球連盟に所属する大商大は17日、奈良県関屋グラウンドで人工芝完成セレモニーを行った。谷岡一郎学長ら関係者が出席。外野一面に広がる美しい人工芝を前にテープカットなどが行われ、記念試合の紅白戦も開催された。

 大学選手権では1975、76年、明治神宮大会では82年に準優勝した実績を持つ西の強豪。王座奪回を目指す今春のリーグ戦へ、充実の施設が整った。富山陽一監督(57)は「悲願である大学日本一を成し遂げることが恩返しにつながる」と感謝の言葉を口にした。

 今季も充実の戦力を誇る。今秋ドラフト候補の最速148キロ左腕・伊原陵人投手(3年=智弁学園)、碓井雅也捕手(3年=天理)らがチームの要。伊原は1メートル70と小柄ながらカットボール、スライダー、フォークと多彩な変化球を操る本格派だ。1年春から登板し、リーグ戦通算10勝を誇り「リーグ優勝と大学日本一が目標。先発するからには通算20勝を目指します」と意気込む。
 今季より主将を務める捕手の碓井は、二塁送球完了タイム1・81秒を誇る強肩が武器。インサイドワークにも優れる頭脳派タイプは「日本一になるという約束を果たしたい」と言葉に力を込めた。

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