【キャンプ虎番ルポ】共通点感じる矢野監督とJOCのスローガン「人間力なくして競技力向上なし」

[ 2022年2月18日 05:30 ]

<阪神春季キャンプ>熊谷のノックを見守った矢野監督(撮影・平嶋 理子)  
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 北京五輪が佳境にさしかかった。日の丸を背負う日本代表は、JOC(日本オリンピック委員会)から、必ず教えられる言葉がある。「人間力なくして競技力向上なし」だ。

 アスリートの存在意義は前向きな姿勢やくじけない精神で、組織をより良い方向に導けることにある。だからこそ、企業や国が支援をする。社会に貢献できる自分になることが、結果的にパフォーマンスの向上につながり、ひいては指導者の育成に結びつくと考えられている。

 矢野監督とJOCのスローガンに共通点を感じる。キャンプ中も「心技体あるけど自分は心の部分をやっていくことで選手の今の野球人生が良くなるし、やめた後にもつながると信じている」と語った。指揮官は今季限りで退任するが、将来、矢野チルドレンから指導者が生まれると感じている。(阪神担当・倉世古 洋平)

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