広島・栗林は野球の“伝道師” 一人でも多くの子どもたちに楽しさを伝えたいと願う

[ 2021年12月16日 07:00 ]

NPB AWARDS 2021 ( 2021年12月15日 )

最優秀新人賞を受賞した(左から)オリックス・宮城大弥、広島・栗林良吏(代表撮影)
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 【記者フリートーク】広島・栗林は表彰式の壇上で「今年は野球の楽しさを伝えることができたと思います。来年も一人でも多くの子どもたちが野球を始めたいと思ってもらえるように頑張りたい」と思いを明かした。栗林自身は、兄・勇太さんの影響で小学2年から野球を始めた。高校まではエースでも4番でもなかったが、家族も過去の指導者も口をそろえて「誰よりも野球が好きだった」と証言するほど野球に熱中した。

 中学時代の軟式野球チーム「藤華クラブ」が野球の楽しさを学んだ原点でプロ入り前から毎年訪問。選手の名前を覚えて声をかけ一緒に練習するのが恒例だ。「支えになった場所。今度は自分が力になりたい」。壇上の言葉は偽らざる本音。今でも変わらない野球愛を伝え、その楽しさを一人でも多くの少年少女に知ってもらいたいと心底願っている。(広島担当・河合 洋介)

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2021年12月16日のニュース