「勝たないとヤバいよ」新人王のオリックス・宮城に掛かった由伸の“重圧”、来季は由伸からタイトル奪う!

[ 2021年12月16日 05:30 ]

NPB AWARDS 2021 ( 2021年12月15日 )

パ・リーグの新人王を獲得したオリックス・宮城
Photo By 代表撮影

 緊張の面持ちで壇上に上がったオリックス・宮城は「このような賞を頂けて本当に光栄に思います」と少し声を震わせながら、喜んだ。

 高卒2年目の今季は23試合に登板し13勝4敗、防御率2・51。エースの山本と二枚看板を形成し25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。候補者がひしめくセ・リーグとは対照的に255票を集め、2位の日本ハム・伊藤に234票差を付ける圧勝。球団では08年小松聖以来の新人王で「シーズン前はここまでの成績を残すイメージが湧かなくて。(逆に)1年頑張れた結果なのかな」と無欲を強調した。

 好成績の要因の一つ!?がエースからのプレッシャーだった。山本で挑んだ西武との開幕戦で敗戦。2戦目に抜てきされた自身に、先輩右腕から「勝たないとヤバいよ」の声が…。重圧をはねのけ7回2失点で白星を挙げ「少し自信が付いた」と今季の飛躍への第一歩となった。

 その後も験を担ぐ形で山本からは登板時にプレッシャーをかけ続けられたが「由伸さんがいて、僕もここまでの成績が出た」と感謝。「1個、獲れたらおちょくれるので、狙っていきたい」と来季は山本からタイトルを一つでも奪うことを目標に掲げた。

 シーズン中に五厘刈りにした頭が話題を集めたが「バルガスだったり(日本ハムの)伊藤大海さんに憧れているので、そこ(長髪)を目指して頑張っていきます」。来季は髪の毛も成績も伸ばし続けたままにする。

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2021年12月16日のニュース