阪神・近本 盗塁王返り咲きへ中野を圧“盗”や!来季は「勝負させないくらいの力、成績」残す

[ 2021年12月16日 05:30 ]

ABCラジオ「ラジオで虎バン」に出演した近本(球団提供)
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 阪神・近本はベストナインに最多安打のタイトル獲得を喜びながらも、視線は来季のタイトル争いを見据えていた。

 「タイトル争いは見ている方も楽しいと思いますし、やっている方も“走ったろう”“打ったろう”と思っている。(ライバルに)勝負させないくらいの力、成績。ヒットもそうですし盗塁も僕は僕のやり方でやりたい」

 178安打で初の最多安打に輝き、昨季までの盗塁と合わせ3年連続でタイトル獲得。一方で目標だった盗塁王は新人の中野に譲った。来季は挑戦者として奪回を目指すが同じチームに切磋琢磨(せっさたくま)する存在がいることは近本にとってもプラスだ。

 4年連続のタイトルホルダーになるための秘けつも心得る。「成績を見るのはトータル。4月にどんだけ打ってても、9月が終わったときに2割だったら意味がない。コンスタントにいくことも必要だと思う」。打撃も走塁も大きな波をつくらないことがタイトルへの近道であるとした。

 15日はABCラジオ「ラジオで虎バン」に生出演。来季のテーマとして色紙に、しなるを意味する「たわむ」と記した。「心の余裕、つらいことがあってもはじき飛ばすようになりたい」。赤星憲広(01~05年盗塁王)以来となる新人からの4年連続タイトル獲得へ挑戦し続ける。(長谷川 凡記)

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2021年12月16日のニュース