阪神・才木 トミー・ジョン明け初の打撃投手で復活への一歩 矢野監督も「来季戻ってきてくれる楽しみが」

[ 2021年11月13日 12:46 ]

阪神・才木
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 阪神・才木浩人投手(23)が12日に甲子園球場で行われている野手組の秋季練習でフリー打撃に登板。佐藤輝、小野寺にカーブ、スライダーなど変化球を交えて計49球を投げ、佐藤輝からは4連続で空振りを奪うシーンもあった。矢野監督も「いいボールがいっていた。来季、戻ってきてくれる楽しみができた」とにんまり。昨年11月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術および右肘関節鏡視下滑膜切除術を受け、育成契約となった右腕が、復活へ新たな一歩を踏み出した。

 以下は才木との一問一答。

 ――登板を振り返って
 「バッターに立ってもらって投げるのは本当にめちゃくちゃ久しぶりで。(1年以上?)そうですね。感触的には悪くないかなという感じですね」

 ――長いリハビリを経てここまできた。
 「ケガをして2年、3年経ってすごく長いリハビリ生活だったんですけど、その間しっかり学ぶことはしっかり学びましたし。いろんな人に手伝ってもらいながら、助けてもらいながら何とかここまでこれたという感じなので。まだまだもうちょっと微調整というか、もうちょっと上げたいなという部分があるので、そこをもうちょっとオフでやっていけたらいいかなという感じです」

 ――佐藤輝と高校時代の対戦は?
 「高校の時はやっていないですね」

 ――同級生と対戦
 「まあまあBP(打撃投手)なので、そこまで強い意識はしていなかったんですけど。一回、去年の手術前に近大の時に鳴尾で一回やっているんですけど、その時は結構でかいのを打たれたので(笑)(昨年8月16日のプロアマ交流戦で直球をライナーで中堅フェンス直撃の二塁打にされた)。意識はしていないですけど、打たれたなというような印象はあります」

 ――球種は一通り投げた?
 「そうですね。フォークとチェンジアップ以外は。真っすぐ、カーブ、スライダーだけ一応投げて確かめるという感じで」

 ――変化球はブルペンでも
 「ブルペンでも全球投げて試しています」

 ――支配下へ
 「これからシートだったり試合だったり投げていけると思うので、とりあえず今の段階でできることしっかりやって、もうちょっと真っすぐの質だったり変化球の精度だったりをもっと上げていかないといけないので、体の面ではなく技術の面の方にもうちょっと目を向けてやっていけたらいいかなという感じですね」

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2021年11月13日のニュース