原巨人 一度も勝てず無念の終戦…CSファイナルS最悪2得点のみ 坂本「完全に力不足」

[ 2021年11月13日 05:30 ]

セCSファイナルS第3戦   巨人2ー2ヤクルト ( 2021年11月12日    神宮 )

<ヤ・巨>スタンドのファンに手を振る原監督(右端)ら巨人ナイン(球団提供)
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 ベンチで硬直する選手を促し、巨人・原監督が左翼に向かう。ファンに一礼し、今季の戦いを終えた。

 「ベストを尽くした中でこういう結果になった。なかなかあと一本が神宮で出なかった」。2敗1分けで3位からの下克上はならず。2得点はCSファイナルSワースト記録だ。10月31日に左脇腹を痛めた岡本和は試合前練習でフリー打撃を再開も、出場選手登録されることはなかった。

 2戦連続零敗から打線を組み替え、2番には今季初めて亀井が入った。今季限りで引退する39歳の右前打を絡めて3回に先制。1―2の8回2死二、三塁では広岡が遊撃へのゴロで一塁にヘッドスライディング。セーフで同点に追い付いたのが精いっぱいだった。

 シーズン終盤も貧打に悩まされ、リーグ3連覇を逃した。短期決戦では4番打者不在の影響も大きかった。右手親指骨折もあり、不完全燃焼の一年を終えた坂本は「完全に僕たち選手の力不足。悔しさを来年に生かす。練習あるのみです。野球選手はそれだけ」と語った。(神田 佑)

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2021年11月13日のニュース