九州国際大付 猛打V 大会4試合で50安打43得点 満塁弾の白井「みんなしっかりバットが振れている」

[ 2021年11月13日 05:30 ]

秋季高校野球九州大会決勝   九州国際大付12ー6大島 ( 2021年11月12日    平和リース )

<九州国際大付・大島>優勝した九州国際大付ナイン
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 九州国際大付(福岡1位)が大島(鹿児島1位)を12―6で破り、7季ぶり3度目の優勝を果たした。2回に白井賢太郎内野手(1年)の満塁本塁打などで8点を挙げるなど、15安打と打線が爆発。全4試合で2桁安打、準々決勝から3試合連続2桁得点と猛打が光った。九州国際大付は20日開幕の明治神宮大会に出場する。

 九州国際大付が打線の破壊力を見せつけたのは1点リードの2回だ。2死二塁から4連打で加点した。さらに連続死球でチャンスが広がり、6番の白井が初球を捉える左越え満塁本塁打。スコアボードに「8」を刻み、白井は「チャンスで1本と思った。みんなしっかりバットが振れている」と喜んだ。

 楠城徹監督は「2アウトからのつなぎ(の攻撃)が頼もしかった」と目を細めた。大会全4試合で2桁安打をマーク。準々決勝からは3試合連続2桁得点で、異なる選手が満塁弾を放った。4試合で計50安打43得点と猛打が爆発した。

 強打を支えたのは3年生の存在だ。旧チームでエースだった最速146キロ右腕の山本大揮と左腕・内山将がチームに同行し、打撃投手を務めた。主将の野田海人(2年)は「ぜいたくな練習ができている」と感謝。スタンドから声援を送った山本は「予想以上に打ってくれて、自分もうれしい」と後輩たちを頼もしそうに見つめていた。

 野田主将は大会前から打線に手応えを感じていた。エース香西一希(2年)らには「5点以内に抑えてくれたらいいから」と声を掛けていたという。初の明治神宮大会でも猛打で頂点を目指す。野田主将は「1番から9番までどこからでも点が取れるのが持ち味。神宮大会でも見せつけたい」と意気込んだ。 (杉浦 友樹)

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2021年11月13日のニュース