日体大の二刀流左腕・矢沢宏太が投手でベストナイン 「ネクスト大谷」は来秋ドラフトへ「1位を目指す」

[ 2021年11月13日 13:55 ]

投手としてベストナインを獲得した二刀流の矢沢(撮影・柳内 遼平)
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 首都大学野球連盟は13日、表彰選手を発表し、日体大でエースと4番を兼ねる矢沢宏太投手(3年)が投手部門でベストナインを受賞した。最速150キロを誇る左腕は投手として7試合に登板し3勝2敗で防御率2・00。54回を投げて、50三振を奪った。

 今春に本格的な二刀流をスタートさせた。昨秋までは通算8イニングしか登板機会がなかったが、先発投手として結果を残した。

 「タイトルを獲りたいなというふうにリーグ戦に臨んだので、1つ獲れて良かった。今年一年で凄く成長できたと思っています」

 エンゼルス・大谷のように、投打で日体大をけん引する矢沢。11日に発表された侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿の参加選手に選出され「投手としても野手としても必要とされる選手になりたい。1つ1つ高いレベルで野球ができるというところをアピールしていきたい」と力を込める。

 注目度を高める3年生は来秋のドラフトに標準を合わせる。「ドラフト1位は大学に入った時から変わらずに目指しています。リーグ戦で最優秀投手、首位打者、MVPを獲りたい。投手としても野手としてもタイトルを獲れるようにやっていきたい」。ネクスト大谷が勝負の1年を迎える。(柳内 遼平)

 ◇矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年(平12)8月2日生まれ、東京都町田市出身の21歳。藤嶺藤沢(神奈川)では1年秋から背番号1で通算32本塁打。甲子園出場なし。日体大では1年春から外野手で出場し、1年秋から投手として登板。憧れの選手は楽天・辰己と中日・大野雄。1メートル73、70キロ。左投げ左打ち。

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