阪神・佐藤輝　CSへ向け「自分のスイングを」、30日からのフェニックスL出場で弾みつけるぞ

＜阪神全体練習＞おどけた表情でスイングする佐藤輝＝右（撮影・大森　寛明）
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　阪神・佐藤輝は29日、甲子園での全体練習終了後に宮崎入り。30日から11月1日まで開催される「みやざきフェニックス・リーグ」に出場する予定だ。

　「自分のスイングというものをしっかり心掛けて、頑張っていきたいと思います」

　24日に66日ぶりのアーチを放つなど2安打したが、26日の最終戦は3打数無安打で終了。気持ちはすでに切り替わり、焦点は11月6日から始まる巨人とのCSファーストSに向けられている。「状態というよりは、しっかりとCSで結果が出せるように、今練習に取り組んでいます」。宮崎の地で残されているのは3試合。貴重な実戦機会で打席数を積み重ね、ポストシーズンに向けて弾みを付ける算段だ。

　シーズン同様、短期決戦でも取り組む姿勢は変わらない。「愛される野球というか、凡打したときでもしっかり走ったりとか、そういうのをしっかりやろうと（監督は）言っているので」。あとは1年間の集大成を、大舞台で出すだけでいい。

　「リーグ優勝は逃しましたが、まだ日本シリーズに出られるチャンスはあるので、そこに向かってとにかく全力で。チーム一丸となって勝てるように頑張るだけだと思っています」。日本シリーズ進出には、大器の豪快な一打が欠かせない。その足がかりとなる戦いが、南国の地で始まる。（阪井　日向）