楽天・島内が打点王「仲間の後押しうれしかった」 最多セーブ益田「優勝できなかったのが悔しい」

[ 2021年10月30日 21:23 ]

パ・リーグ全日程終了 ( 2021年10月30日 )

最多打点のタイトルを獲得した楽天・島内
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 パ・リーグは30日、ロッテ―日本ハム戦を行い、今季の全日程を終え、個人タイトルが確定した。

 今季を象徴するようにオリックス勢が12部門中7部門を獲得。エース山本が最多勝、防御率、勝率、奪三振数の4部門、吉田正が首位打者と最高出塁率、杉本が32本で本塁打王に輝いた。最多盗塁はロッテの荻野と和田、西武・源田、日本ハム・西川が24盗塁。4人同時はプロ野球史上初となった。最多打点は96打点で楽天の島内、最優秀中継ぎは42ホールドポイントで日本ハムの堀が初タイトルを獲得した。

【最多打点(96打点)】
 ▼楽天・島内(初受賞)本当にスニーカーがもらえるのでうれしいです。自分で稼いだのは21打点だけなので、それ以外は自分の前に出塁し、一塁からでもホームまで帰ってきてくれたみんなのおかげです。タイトルを意識したのはラスト3試合くらいで、変な感じはありましたけど、アサとかオカジとか「絶対獲るぞ!」と後押しをしてくれ、それがうれしかったですし、そういう人たちのためにも獲れて本当に良かったです。これからもチームの勝利に貢献できる打点を挙げられるように頑張ります。

【最多盗塁(24盗塁)】
 ▼ロッテ・和田(初受賞)獲れるとは思っていなかったので、びっくりしています。前半戦は良い感じだったが、後半戦は失敗も多くなったので、そこは反省するところかなと思います。数的に周囲は物足りないと思うかもしれないけど、盗塁王は盗塁王なので、そこはうれしいですね。

 ▼ロッテ・荻野(初受賞。最多安打と2冠)タイトルを2つ獲れたのも、やっぱり試合に出れてのことなので、まずは試合に出られたことに感謝したい。あまり、実感はない。個人としてしっかり最後までやり切れたっていう達成感の方が大きいかな。自分が36歳という認識はしてます。(CSでも)シーズンと変わらず、まずは自分のスイングをして、チームに勢いをつけられる打席にしたい。 

 ▼西武・源田(初受賞)うれしい気持ちと、びっくりという気持ちの両方です。すでに全日程を終えていましたので、ここ数日はあまりタイトルを意識することはありませんでした。盗塁は、バッターボックスにいる打者の一球や二球を犠牲にしてしまいますし、自分一人では達成できないものですので、周りの選手たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

 ▼日本ハム・西川(3年ぶり4度目)今シーズンは、序盤から思うようにプレーできず、悔しい一年でしたが、最後にこうしてタイトルを獲得できたことはうれしく思います。プロ2年目から苦しい時も寄り添ってくれた栗山監督には感謝の気持ちでいっぱいです。いい時も悪い時も、僕を信じて起用してくれ、栗山監督のおかげで今の自分があると思っています。今年は節目の300盗塁を達成することができましたが、24個という数字自体に満足はしていません。来年以降、この悔しさを糧に、さらに盗塁数を伸ばしていけるように頑張ります。

【最多セーブ(38セーブ)】
 ▼ロッテ・益田(8年ぶり2度目)優勝できるか、できないかのところで、ラスト3試合くらいまでやったので、タイトルよりそっちの方が悔しい。(オリックスと)最後は全体的な力不足だったかな。みんながいい経験をできたと思うので、来年につなげないといけないし、CSもこの悔しさを持ってやらないといけない。

【最優秀中継ぎ(42ホールドポイント)】
 ▼日本ハム・堀(初受賞)自分が中継ぎをやると決めてから一番獲りたいタイトルだったので、本当にうれしく思うのと同時に運が良かったと自分では思っています。そして、起用してくれた首脳陣の皆さんや支えてくれたスタッフ、チームメートがいなければ、ここまでの数字は残せなかったと思うので感謝しかないです。今シーズンは投げていて深く考えることなく、すぐに切り替えて投げられるようになったことがこれまでとの違いだと思います。2年ぶりに50試合登板に到達できましたし、ここから50試合登板を重ねていきたい。今シーズンは良い結果を残せましたが、これで終わらないように来年、再来年と結果を残せるように頑張っていきたいです。

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