早大逆王手!「早慶戦男」蛭間拓哉が逆転打「この2週間、死にものぐるいでバットを振ってきた」

[ 2021年10月30日 16:46 ]

東京六大学野球・最終週第第1日   早大5―3慶大 ( 2021年10月30日    神宮 )

<慶大・早大>3回1死二、三塁、逆転適時二塁打を放つ早大・蛭間(撮影・木村 揚輔)
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 早大が慶大に逆転勝ちを収め、2季ぶりの優勝に逆王手をかけた。

 1―2の3回1死二、三塁から、3番・蛭間拓哉(3年・浦和学院)が左翼線にポトリと落ちる逆転の2点二塁打。「秋は全く打てなくて、4年生に本当に申し訳なくて…。この2週間、死にものぐるいでバットを振ってきた。支えてくれた人のおかげで、いいところに落ちてくれた」と振り返った。

 試合がなかった先週は小宮山悟監督から「バットの軌道が遠回りしている。最短で」とアドバイスをもらった。「朝起きてから寝るまで、どうやったら打てるか、どうやったらチームに貢献できるか。バッティングのことだけを考えていた」と、限界まで振り込んだ。

 昨秋の早慶戦では2試合連続で決勝本塁打を放つなど、大舞台での勝負強さが際立つ。「ここまで4年生、同学年、後輩が打ってくれて、優勝争いの早慶戦になった。この舞台を感謝してやりたい。何とか恩返しがしたい」と31日の今季最終戦を見据えた。小宮山監督は「(開幕)連敗からのレアケース。歴史に名を刻むことができるか。このチャンスをものにするかどうか。この後の人生で大きく違うぞと伝えている」と、ナインの背中を押した。(川島 毅洋)

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2021年10月30日のニュース