オリックス“ラオウ”杉本裕太郎「びっくり」昇天!32発で史上最も低い指名順位キング誕生

[ 2021年10月30日 17:21 ]

パ・リーグ全日程終了 ( 2021年10月30日 )

32発で本塁打王に輝いた杉本
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 パ・リーグは30日、今季の全日程が終了し、個人タイトルが確定した。オリックス・杉本裕太郎外野手(30)が32本塁打で、6年目で初タイトルとなる本塁打王に輝いた。

 「まさか獲れると思っていなかったので、びっくりしています。ずっと確実性が課題で、ミートを心掛けて本塁打ばかり狙うのではなく、軽打も意識してやってきた。結果を残せたのは、監督やコーチ、スタッフ、チームメートに助けてもらったことが一番です」

 球団では10年に33本塁打を放ったT―岡田以来で、日本人右打者に限れば阪急時代の73年に球団記録の43本を記録した長池徳二以来48年ぶり。前年2本塁打からの大覚醒で、初の打率3割も達成。15年ドラフト10位で入団。79年の掛布雅之(阪神=73年6位)、05年の新井貴浩(広島=98年6位)を超え、史上最も低い指名順位でのキングが誕生した。

 「パ・リーグのいい投手から打てたことがうれしいし、来年にもつながると思う」と抱負。10日からのCSファイナルステージを見据え、「(右尺骨骨折の)正尚が治るまで僕らは勝ち続けて、正尚に最高の舞台を用意できるように頑張りたい」と青学大の後輩を気遣い、力を込めた。

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