阪神・遥人 11月6日CS初戦・巨人戦“ぶっつけ本番”で先発へ 中15日も「問題ない。投げる」

[ 2021年10月30日 05:30 ]

<阪神練習>ダッシュする高橋(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・高橋が、“ぶっつけ本番”で巨人とのCSファーストS初戦(11月6日)に先発する方針であることが29日、分かった。21日の中日戦で左肘の違和感を訴えて降板。慎重に状態を見極めた上で“開幕マウンド”を託す。

 「問題はないと思いますし、自分としても(CSで)投げる気持ちでいます」

 現状を口にする言葉には力がこもった。26日にレギュラーシーズンが終了。28日まで2日間の休日は「1日目は体を休めましたが、2日目は体も動かしながら調整しました」と明かした。この日は、ともにファーストSでの先発が予想される青柳とキャッチボールを行い、ポール間走まで同じメニューを消化。近日中にブルペン入りする予定も、練習試合など実戦登板を経ず、中15日で本番に向かう予定だ。矢野監督も「OKだと思っていても、どうかなという部分はこれから正直ある。現状ではいけるような状態に近づいていると思ってる」と日々の状態を確認し、ローテーションを組んでいくことを強調した。

 故障で出遅れながら9、10月で4勝を挙げ、防御率1・65をマーク。シーズンではプロ初完封を含む2戦2勝と圧倒した巨人との短期決戦でも期待は高まる。「少しでも勝つ確率を上げるピッチングをしたいと思っています。とにかく粘りのピッチングをしたい」

 万全であれば、ヤクルトが待つファイナルSでも先発陣の中心として躍動が望まれる。「まずはファーストステージに集中することだと思うので、ヤクルト戦のことは考えず、巨人戦にだけ集中して頑張りたいと思います」。背番号29が虎の命運を握ることは間違いない。(遠藤 礼)

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2021年10月30日のニュース