オリックス・紅林、体調不良で優勝の歓喜の輪に加われず「日本一になって今度こそ監督を胴上げ」

[ 2021年10月30日 05:00 ]

元気に練習するオリックス・紅林(撮影・井垣 忠夫)
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 体調不良で静養中だったオリックス・紅林が29日、京セラドームで全体練習に参加。状態良化を強調し“今度こそ”中嶋監督を胴上げすることを誓った。

 「優勝が決まった日は体調不良で寮にいたので。その(胴上げ)場にいたかったですが、日本一になって今度こそ監督を胴上げできるように頑張ります」

 25年ぶりのリーグ優勝が決まった27日は、チームは京セラドームに集結。指揮官を胴上げするなど歓喜に沸いた。紅林は25日の楽天戦後に体調不良を訴え、同26日に仙台市内の病院を受診。扁桃炎と診断され、PCR検査は陰性だった。その後、大阪・舞洲の選手寮で静養していた。

 「家族や友達から“優勝おめでとう”みたいなLINEはありましたが、京セラにいたチームメートから(胴上げや祝勝会の様子などの)写真は送られて来なかったですね…」

 歓喜の輪に加われなかった思いをポストシーズンにぶつける。高卒2年目の今季は開幕遊撃に抜てきされ、136試合に出場。打撃不振や拙守もあったが、中嶋監督が辛抱強く起用し続け、球団初の10代2桁本塁打を達成するなど存在感を発揮した。「監督には本当にお世話になり、感謝しかないので」と紅林。“中嶋チルドレン”の代表格が攻守で躍動し、最高の恩返しをする。(湯澤 涼)

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