日本ハム 新庄新監督へ早くもアピール合戦!?浅間&渡辺競弾で最下位脱出

[ 2021年10月30日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム5-0ロッテ ( 2021年10月29日    ZOZOマリン )

<ロ・日>初回1死、左越え本塁打の浅間はナインの出迎えに応える(撮影・西川 祐介)
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 来季も定位置を譲るつもりはない。新庄新監督が指揮を執る新生・日本ハムで、定位置確保や奪取を狙う若武者たちが、早くもアピール合戦を開始した。

 まずは新庄新監督と同じく強肩が武器の中堅手・浅間だ。初回に右腕・河村の直球を左翼ポール際へ流し打つ先制の5号ソロ。9月2日のオリックス戦以来の一発となった。7年目で初めて規定打席に到達した25歳は「野球選手として形になってきている。まだショボいけど、(成長した)姿を見せられたのは良かった」と笑った。

 俊足と強肩を誇る中堅手で整った顔立ち。新庄新監督と共通点は多い。「言動が人とは違う華やかな人。発想が凄い」と印象を語り、「超一流の外野手。聞けることがあれば何でも吸収したい」と来季は中堅の定位置を不動のものとすべく、貪欲な姿勢を示した。

 正二塁手として期待されながら今季は打撃不振で2軍落ちも経験した26歳の渡辺は、ようやく本来の姿を見せた。6回に1点を加え、なお1死二、三塁から左翼席に3号3ランを運び「久々に会心の当たりを打てたので気持ち良かった」と安どの表情。強打の二塁手として来季は定位置の奪回を目指す26歳は「キャンプから全力でやって(新庄新監督に)しっかりアピールできれば」と力を込めた。

 負ければ6位が確定していた試合を勝利し19日以来の最下位脱出。30日の今季最終戦となる同戦で引き分け以上なら13年以来8年ぶりの最下位の屈辱を回避できる。新監督とともに巻き返しを狙う2022年。戦いはもう始まっている。(東尾 洋樹)

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